grassNew Bent Grass Project Team

2022年 ニューベント インターシード報告 VOL,8
2022.09.13

9月に入り、天候も気温も落ち着いてきたところで、9月12日より今シーズン2回目のインターシードを開始しております。

今年の8月は連日の雨にたたられ、多くのグリーンがところどころ根腐れを起こしてしまい、一気にダメージを受けてしまいました。

このような気象状況では維持管理が難しく、グリーンの発育状況も芳しくありません。

ただしフェアウェイは素晴らしい状態に仕上がっており、絶好のゴルフシーズンを迎えております。

 

 

2022年 2年目 今シーズン2回目のインターシード状況

 

①グリーンにコアリングして穴を空けます

 

②ブロアーで丁寧にグリーンから砂を払います

 

③コアリングしたグリーンの状態です。均等に穴が開いてます。

 

④3連乗用モアでコーティングされた種子をインターシードしていきます

 

⑤黄色く見えるのがコーティングされた種子です

 

⑥ブラッシングして散布した種子を目地に摺り込みます

 

⑦土壌改良剤を散布します

 

⑧続けて芝用の肥料を散布していきます

 

⑨散布後のグリーンの状況です

 

⑩サンドスプレッダーで薄目砂散布をします

 

⑪再度ブラッシングしてグリーン上の肥料と砂を目地に摺り込みます

 

⑫仕上げに散水し、終了です

 

 

今回のインターシードで、いくらか播種した成果が見えてくることを期待したいと思います。

 

 

2022年 ニューベント インターシード報告Vol,7
2022.05.25

2022年5月10日(火)

前年に引き続き、今年1回目のニューベントインターシードを行いました。

昨年の秋から雪解けを過ぎて今年のグリーンの発育を見ると、目立ったインターシードの効果はまだ見られません。

3年計画の2年目となりましたので、皆様にも早くグリーンの良さを実感していただけるよう、徐々にでも新芽の成長を期待しています。

①グリーンを縦・横・斜めにトリプルシードして種子を擦り込みます

②グリーンに小さい穴が無数に空いています

③空いた穴にサンドスプレッダーで薄目砂を散布します

④グリーン上の砂をブラッシングして擦り込みます

⑤散水して終了です

これから毎日、朝と夕方に散水し、播種した種が発芽して成長するよう管理していきます。

ニューベント インターシード報告 Vol.6
2021.10.02

2回目のインターシードを実施してから1ヵ月が経過しました。1回目は順調に発芽しましたが、6月~7月の高温・雨不足続き、生育に影響が出てしまいました。

夏場におけるここ数年の高温・干害は、全世界で起きている地球温暖化によるものでしょうか?秋田県のゴルフ場も干害の被害が出ていて、その後始末に張り替えをしたり、播種をしたり大変苦慮しているところです。

今季から事業化しているニューベントインターシードを実施する大きな目的として、この新種のニューベントグラスツアープロには次のような特徴があります。

 1.高温・干害に強い
 2.病気・害虫の対処性がある
 3.雑草(スズメノカタビラ)の侵入を防ぐ
 4.葉が細かく直立しているので、低刈りが出来る(早いグリーンが可能)
 5.葉身の色が均一で、綺麗な芝生に生え揃う

それでは10月1日現在のインターシードから4ヵ月経過後の写真をご覧ください。

①10番グリーン 一部干害のダメージが残っています

10番①

②10番グリーン

③11番グリーン 一部干害のダメージが残っています

④12番グリーン

光が薄くて色が出ていませんが、昨年のダメージより大幅に良くなっています。中央部に干害が有り、昨年は使用禁止にしていました。

⑤13番グリーン 大きな被害は見られません

⑥13番グリーン

⑦9番グリーン 干害が出たものの、少しずつ回復しています

⑧9番グリーン

グリーンの種子の成長はあと1ヵ月位続きます。

クローズまで、どれだけ新芽が出揃ってくれるか楽しみです。

11月上旬に、今回のプロジェクト3ヵ年計画の1年目終了の最終報告をさせて頂きます。

ニューベント インターシード報告 Vol.5
2021.09.01

2021年9月1日(水)

今期の大事な事業のニューベントインターシード。

8月30日(月)から第2回目の播種を開始しました。1回目は6月3日に実施しました。順調に発芽しましたが、ご承知の通り7月上旬から猛暑が続き、新芽には大変厳しい気象条件となってしまいました。

現在使用中のグリーンもこの暑さには敵わないとみえ、多くのグリーンが夏枯れ、病気になり一部ダメージを受けてしまいました。

8月後半から気候も落ち着き、絶好のゴルフシーズンを迎えております。

2回目のインターシードは、9月1日で18H終了しました。

工程

①ニューベント『ツアープロ』を3連グリーンモアでインターシード。トリプルでシードします。

②その後、同じく3連グリーンモアで種子をダブルで擦り込みます。

③目砂散布0.3mm/㎡をダブルで散布します。

④ブラッシングをして砂を擦り込みます。

⑤その後、スプリンクラーで散水し、一連の工程の終了です。

写真

①3連乗用モアにコーティングされた種子をセットします。

①

②グリーン刈りと同様に種子をインターシードしていきます。縦・横・斜めのトリプルシードです。

②

③インターシードした後のグリーン状態です。穴の中に種子を落とします。

③

④3連乗用グリーンモアで種子をダブル(縦・横)で擦り込みます。

④

⑤サンドスプレッダーで薄目砂散布します。0.3mm/㎡。

これもダブル(縦・横)で散布します。

⑤

⑥グリーン上の砂をブラッシングしてダブル(縦・横)で擦り込みます。

⑥

⑦散水して工程終了です。

次回のご報告は1ヵ月後の10月1日の予定です。

ニューベント インターシード報告Vol.4
2021.08.01

東京オリンピックで日本のメダルラッシュが続いております。(がんばれ日本!五輪開催に反対している政治家、マスコミ、キャスター達がいっぱいいますが、やっぱりオリンピックは世界の祭典です)

一方で、コロナもここに来て猛威を振るっております。日本全国主要地域に緊急事態宣言を発出し、感染拡大防止に全力を尽くしていますが、その勢いは衰えることがありません。全く困ったものです。

さて、今期の重要な事業でありましたニューベントのインターシードですが、播種して2ヵ月が経過しました。

7月31日現在の2番と9番のグリーンの様子です。見た目にはあまり変わったという様子はありませんが、ニューベントを単体で播種したのを見ると、明らかに今までの色、太さの違いがわかります。それに直立しています。ちなみに、東京オリンピックのゴルフ会場の霞ヶ関CCのグリーンはニューベント『7・7・7』トリプルセブンを使用しています。早くていいグリーンですね!

今季の夏は、連日の猛暑になり雨が少なく、生育には非常に厳しい条件ですが、この夏が過ぎて涼しくなると状態は一変するはずです。第2回のインターシードは9月上旬に予定しています。次回のご報告は、2回目のインターシードの様子をご案内します。

No.2グリーン

インターシード 2番

No.9グリーン

インターシード 9番

播種した種 クリーピングベントグラス ツアープロ

インターシード 3枚目

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